二刀

大先輩たちが次々に鬼籍に入られ、太刀を持って受けてくださる方がほとんどおられなくなりました。

私の場合、受太刀より仕太刀をするのが何といっても好きです。
大きくすばやく動いてスパッと切った時の爽快感がたまりません。
相手とのやり取りができる場合は、なおさら面白い!

受太刀は、仕太刀の技量を上回る技量を持つのが望ましい。
太刀を持つ者は、相手に思う存分、技を使わせ、相手を活かす度量がなければなりません。
「本当に切った」、という充実感を相手に持たせ、なおかつ、さりげなく全体をコントロールできなければなりません。

私が二刀を習ってから数年後には、太刀を持って二刀を受けてくださる先輩が道場に来られなくなり、私は相手と二刀を稽古する機会を失いました。

ある日、先生が来客で道場の外に出られたのを幸いに、後輩に太刀を持たせ、二刀の稽古をこっそり始めようともくろみました。
「面を打ってくれればいいから」と言って始めたのですが、ものの数分もたたないうちに、先生が道場の入り口で怒鳴りました。
「○○さん(私の名前)!できない者に太刀を持たせてどうする!

後輩にトバッチリがいって、申し訳なかったと反省しましたが、それにしても先生は、どうして私のもくろみを感知されたのか!!!

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