切り結び

私の先生の技は何から何まですばらしいのですが、切り結びは本当に神業としかいいようのないほど鋭く厳しく、相手を縛り付けるような強さです。

比較的背の高い私が太刀を持っても、身長があまり高くはない先生になぎなたで切られると、まったく無力に感じます。全国の人が羨望する先生の指導を日常から当たり前のように受けていて、先生を相手に太刀を持たせていただくことも、数十年間で何度かありました。もちろん、太刀をもたせていただいた時点で、もう先生に気迫で負けているので、お話にもなりません。でも、何物にも代えがたい貴重な経験は、私の宝です。あの強さを身をもって経験できた人は、私の世代ではあまりいないと思います。

天道流は型の中の一つ一つの技がそれぞれ完結する技です。一連の動きは最後の止めのための通過地点ではなく、中間の動きも一つ一つを正しく行わなければ、稽古の意味がありません。こうした動きを先生がなぎなたをもって太刀で受けさせていただいたことで、動きの緩急も教わりました。緩急はあっても、型は一呼吸、すべてつながっていなければなりません。

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    Excerpt: 切り結び 天道流お稽古日記/ウェブリブログ Weblog: レイバン 店舗 racked: 2013-07-06 08:17